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2016/10/29

Moriarcis - City of the Dead その1

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「フローラちゃん、そのリンゴのタルト貰えるかしら?」


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「あ、はいどうぞ」

 デイゴンの斧亭の看板娘フローラがお盆からタルトを一切れ渡す。それを受け取り、かじりながらママリアは呟いた。

「それにしても……」


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「……気が付いたら、にぎやかっていうか酷い格好の人ばかり集まってるわね、ここ」

 これで一般向けの酒場兼下宿屋だというのだから驚きだ。そろそろ作者様が切れても仕方が無いように思われる。

「あ、あはははは……」



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「ところでママリアさん、何を読んでるんですか?」
「これ? これは……」


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「私たち、セーブデータ1からやり直しになったから、呪文とかお金とか稼ぎ直しになったじゃない?」
「メタいですよ、ママリアさん」
「じゃあ、最近ゴロゴロしてたらお金が無くなったじゃない?」
「はい」
「だからイスティラス砦に行って、ちょっとお金を借りてきたのよ」
「……借りた? そういえば死霊術師でしたっけ。知り合いでもいるんですか?」
「いいえ? タリアちゃんやスケさんたちの力で、こう……ね?」
「それって追剥じゃないですか!?」
「そうともいうわね。まあ、彼ら犯罪者ですし」


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「で、そこの死霊術師たちがこんなの持ってたのよ」
「……手紙? 本じゃなくて?」
「適当なポーズがなかったの。察して」
「アッハイ」

 メタい会話を打ち切り、フローラも手紙の内容に目を通す。

「それで中身は……?」

 同志よ

 あなたが選んだ学派は、貴方にとって素晴らしいものであることを知っています。貴方からの手紙で、貴方が師匠の腕前を讃えていたのも覚えています。
 しかし、私は貴方に師の元を離れ、私の研究に加わるよう懇願します。

 親愛なる同志よ、私は見つけたのです。今この時、嘘偽りなく、見つけたのです!
 貴方は失われたアイレイド都市の物語を覚えていますか? 私はそれが事実であると確証できる書物を入手しました。地図もあるのです!

 リガーノと私は明日、出発します。私が持っている書物には、入り口が呪文によって封印されていると書かれていますが、その封印を破るために十分な魔力を蓄えてあります。そして、1000年以上誰もいなかった場所に踏み込むのです。
 ですが、我々は貴方の支援が必要かもしれません……。

 貴方の現状は知っていますが、この地図から感じる暗黒の魔力は、我々を駆り立てるには十分でしょう。その湿っぽい穴倉を出て、ぜひ私と共に来てほしい。
 我らは暗黒の秘術を操るすべての同志の夢を、共に叶えることができるでしょう。我々ならできます!
 手紙の2枚目に大まかな位置を示した略図を記しておきます。できるだけ早く来てください……。

暗黒よ、あなたと共にあれ
テレンドリル



「……ですって」
「アイレイドの遺跡、ですか~。行くんですか?」
「ええ、暗黒の秘術を操るすべての者の悲願が叶えられる遺跡、とあるなら、死霊術師としては興味がわきますからね」



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 翌朝。

「それじゃあ、出発しましょうか。地図を見るに、まずはブルーマね」


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 真っ黒い羊さん、可愛い。

※クエストと全く関係がありません。


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「……あれは、放置しておくべきね」


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「さ、ブルーマ北部の竜爪岩についたわ。この脇の道から目指せチェイディンハル!よ」
「……寒いにゃ」
「……遠い」


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「上の橋を通ると、ノール山のキャンプ場に行くのよね」
「……MODで、温泉が湧く」
「ああ、パパウルさんがクリスマスに行ってたわね、勘違いで」
「……浮気撲滅」


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「で、ざっとこんな感じのルートを歩いてきたんだけど。ちゃんと街道通りにね」


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「多分、この裏、ね」
「……ここを、上る?」
「それはちょっときつい気がしますにゃ」
「いえ、街道をもう少し歩いてみましょ。道があるかもしれないわ」


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「さすがに、これ以上近い場所はないかしら。ここからは街道を外れるわ。斜面もなだらかだし」
「一応街道上ですが、雪のせいでもう道と道じゃない場所が区別つかないにゃ」


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「……あれが、その遺跡?」
「多分、ね」
「何かいいものがあるといいですにゃ。鯖缶はにゃさそうだけど」


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「死体にゃ」
「死体ね。おそらく手紙にあったリガーノとテレンドリルさんかしら」
「……何か、落ちてる。……手紙?」

同志へ

 何故、私の要請に応えてもらえないのですか? 何故、来てくれないのですか?

 都市は実在しました! 私は今、この目で入り口を見ています。 数ヶ月前に起きた地震を覚えていますか? 崩落した岩石のお陰で都市が出現したに違いありません! しかし、中に入るためにどうしてもあなたの助けが必要です。

 そこには何らかの封印が施された扉があって…… 謎掛けがあるのです。リガーノ は扉の文章を正確に訳す為に、図案を使った標識を描いたりして翻訳しました……。しかし、彼は何か失敗したのか、扉は私がそれまで観た事も無い様な炎で彼を焼き尽くしました。彼の身体は倒壊した柱の1つにぶつかるほど遠くまで飛ばされて引っかかった、私はまだ彼を降ろすことができずにいます。

 同志よ、お願いです。あなたは私より謎解きが得意なので、あなたならこの謎を解決できると思います。 私たちは答えに近づいています! 最後の一押しで、全てを得ることができるのです!  同志よ、どうか私に協力してくれ…… あなたがすぐに来ることができないなら、私は自分で謎を解かなければならないのが恐ろしい。もし失敗したら何が起こるか考えると身がすくみます……。



「……ですって」
「つまり、この人はこの手紙を出す前に最後の挑戦とかをした結果、失敗したってことですかにゃ?」
「……失敗したら、炎。つまり、お姉ちゃんは実験しちゃだめ」
「……炎、弱いものね。でもそれはタリアちゃんも一緒よ?」

 
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 とにもかくにも、扉に刻まれた文章を見た結果、このようなことが書いてあった。


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「えっと。この頭蓋骨……あ、これ容器なのね。この中に……骨髄の粉ってことは、骨粉かしら? を入れて……死者の恐れってことは、アンデッド退散の魔法を打ち込めばいいのかしら?」
「ご主人様。ご主人様はリッチで、妹様はリビングデッドだからアンデッドでしょうに、なんでアンデッド退散の呪文なんて覚えてるんですにゃ?」
「私たち、アンデッド退散の魔法効かないから」


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「……それより。多分、人間の抜け殻、は骨粉とは別。読点で区切られてる」
「ああ、そういうことね。ってことは、死体の肉かしら」
「多分」


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「両方を入れたので……えい!」
「炎が消えましたにゃ」
「……封印も、解けてる」


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「……入ってみると、普通のアイレイド遺跡、ねえ?」
「秘宝とかはきっと最奥ですにゃ」
「それもそうね。封印から考えて、いるとしたらアンデッドかしら。気を付けましょうね」


“我が領域の中で、鼓動を感じるぞ……。如何なる方法で、生者が死者の都の中に入り込んだのか?”

 数歩進んだところで、ママリアは何処からともなく響いてきた声を聞いた。

「お姉ちゃん?」
「どうしましたにゃ?」

 突然の声に驚き、周囲を見渡すママリアを、シスタリアとメイコが不思議そうな顔で見つめる。つまるところ、これは肉声ではなく、テレパシーの類と言うことだ。
 ママリアだけに投げかけられたのか、あるいは受信できたのがママリアだけだったのか。いずれにしろ、死者の都、と言う響きはママリアの琴線に触れた。それこそが、死霊術師が求めた“何か”なのだろう。

「……と言うか、私たちも死者なんだけど」
「……擬態が凄い?」
「メイコは生きてるにゃ」

 彼女たちのつぶやきを無視して、声は続く。

“そなたは……定命の者か……。よく来れたものだ。
 語るべきことは多くある。どうか、都市の奥にある神殿に来てほしい。そなたとはもっと話がしたい……。
 ――しかしながら、一つだけ警告を与える。
 我らが都市の住人の平穏を乱してはならない。そなたが彼らに危害を加えないなら、彼らはそなたを攻撃することはないだろう……。
 さあ……我が下に来るがいい……”

「だから定命じゃないのに」

 無論、声は返ってこない。ママリアには、その声は男の声に聞こえた。如何なる存在が発したものかは知らないが、まさか死者の国の主(であろう)が生者(だと思っている)の娘をナンパしたいはずもない。

「友好的な話なのか、罠なのか。気を付けないとね」


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 普通のアイレイド遺跡であったのは、入り口の階段を下りるまでであった。
 その先には、死者の国の名にふさわしい、深淵の闇が広がっていた。


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 こうして先が見通せるのも、暗視の魔法を使えばこそ。

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 暗視を切れば、この通り、漆黒の闇である。


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 生と死を別つかの如き橋を渡り終えれば、そこには死者の国の門が。


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「……彼らがこの死者の国のスタップさん、なのかしら?」
「襲ってこないですにゃ」
「……そもそも、ここはオブリビオン?」
「……さあ……?」

 タムリエルに住む知識層にとって、死者の魂が赴く場所と言えば、エイドラの住まう天国エセリウスか、デイドラの住まう地獄オブリビオンのいずれかである。だが、それらは現世ムンダスとは違う次元にある場所であり、アイレイドの遺跡の中にあるものではないはずだった。


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「まあ、その調査も含めて、しばらくここで過ごしましょう」
「……ん」
「了解ですにゃ!」

 こうして、死霊術師たちの新たな冒険が幕を開ける……。


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補足

・酷い格好の人ばかり:
 天気輪さん、申し訳ありません(陳謝)。気が付いたらこうなってました。でも直さない(ぉぃ
 フローラちゃんはぎりぎり隠すので!

・1からやり直し:
 メメタァ。このあたりの話は直前投稿のお知らせより。

・タリアちゃん:
 シスタリアのこと。発音してみると、ちと長いので愛称タリア。今思いついた。

・こんなの持ってた:
 このMOD入れると、死霊術師系のNPCがランダムで持ってるので、それを拾うことになります。所有率、かなり高い。読むとクエストが進みますが、その後見た記憶が無いので、多分死霊術師ファクションのキャラが死ぬと高確率で保有する、と言うスクリプトが、手紙を読むまで働くのではないでしょうか?
 ちなみに、敢えてイスティラス砦クリアするまで読まないでいましたよw おかげでたくさん見つけました。どんだけ手紙送る友人がいるんだw

・暗黒の秘術:
 タムリエルで暗黒の秘術、と言ったら死霊術のことです。

・真っ黒い羊さん、可愛い:
 可愛い。

・放置しておくべき:
 データ上は、倒すんですが。NPCが突っ込むから。

・竜爪岩:
 ここからアズラの神殿を通ってチェイディンハルに行く道は、vanillaにあります。

・クリスマスに行ってた:
 ブログではなく、動画のお話。

 こちらの半ばからのおまけコーナーです。

・こんな感じのルート:
 一度こういうの道順出してみたかったw

・街道を外れる:
 マーカーはあるので、それを目安に適当に街道を外れればよいかと。

・手紙:
 実は最初気付かなかった。

・アンデッド退散の魔法効かない:
 データ上はアンデッドじゃないからね。設定上は、耐性を持つスーパーアンデッド。

・人間の抜け殻、は骨粉とは別:
 このトラップに気づかないと、こんな目に遭います。

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「私上級者級のファイア・シールド貼ってたんだけど!?」
「……これは、彼らも黒焦げになる」
「難易度ノーマルですにゃ」

・メイコは生きてるにゃ:
 さて、本当に生きてるのでしょうかねえ?(ぉぃ

・死者の魂が赴く場所:
 天国と地獄、と言う分け方をしてますが、おそらくこれは九大神信者の感覚でしょう。メエルーンズ・デイゴンのデッドランドは、まさに地獄と言う感じの風景ですが、オブリビオンの領域によってはむしろ天国チックな場所もあるとか。
 TESに不慣れ他の人にとっては、エセリウスとオブリビオンをイメージするのは難しいので、天国と地獄だの、天界と魔界だのと言った分け方で表現されやすくあります。



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